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  • 執筆者の写真Japan IVO

新世代のマイクロ波機器を使用しました

新世代のマイクロ波機器を使用して2症例を治療しました。

この機器は昨年11月に薬事承認はされていますが、本邦で実際に使用されるのはこれが初めてです。

超音波ガイド下に経皮的にアンテナを挿入するところは技術的にはラジオ波治療とほぼ同じです。アンテナ(RFAの電極にあたる)が13ゲージと太いにもかかわらず軟らかいため、挿入時に上手く力が加わらない感じがあります。また、アンテナ表面の摩擦が少ないため、注意していないと呼吸によってアンテナ先端の位置がずれやすいように感じます。 しかし、1回で大きな範囲を焼灼できることは大きな強みです。これまでなら3、4ヶ所を穿刺し、焼灼する必要があった病変が、中心部を1回治療すれば十分ということになる可能性があります。ジェネレータの操作も煩雑ではなく、対極板が不要なことも長所です。

将来的には2㎝を超える病変の治療はラジオ波治療から新世代のマイクロ波治療に移行していく可能性があります。


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